群発頭痛とは、頭の片側だけに、目の奥の辺りの激痛が起こるほか、目の充血、涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴う頭痛です。
2040歳代に多く、とりわけ男性に多いことも特徴の一つです。

仕組み

群発頭痛は、脳の視床下部という場所が関係して起こると考えられています。
何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉(さ)神経という神経が痛みを感じます。
そのために、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こります。

このとき、目につながっているけい動脈という血管が拡張することも、痛みに関係していると考えられています。
また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こります。
三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに起こります。

特徴

群発頭痛が起こると、痛みだけが理由ではなく、興奮した状態になって動き回ったり、気分が落ち着かなくなったりします。
群発頭痛の症状は12時間ほど続き、夜から明け方に起こることが多いとされています。

特に、眠ってから2時間ほどで起こることが多くみられます。
また、毎日ほぼ同じ時間帯に起こるのが特徴です。これは視床下部がつかさどる体内時計が影響しているためと考えられています。

日常生活での注意点

群発期には、アルコールを摂取すると確実に頭痛が起こるため、飲酒を避けることが大切です。
群発期が終われば、飲酒をしても頭痛は起こらなくなります。

喫煙は、群発頭痛の誘因であるという明確な根拠はありませんが、群発頭痛のある人には喫煙者が多いことから、特に群発期は禁煙することが勧められます。
就寝時刻が不規則になったり、長時間昼寝をしたりすると、予想外のタイミングで頭痛が起こることがあります。

睡眠時間を規則正しくし、昼寝をしすぎないようにして、頭痛が起こる時間帯を一定にし、あらかじめ自己注射の準備をしておくと群発頭痛に対処しやすくなります。