変形性股関節症は、歩いたり、しゃがむ、立つという生活動作にかかる負担により徐々に進行していき悪化します。そのため、日常生活において股関節にかかる負担をできる限り軽減していくことが大切になります。
たとえば、正座、あぐらなどは、股関節を深く曲げて座る姿勢になるので股関節に過度の負担がかかってしまいます。
また、和室での生活スタイルではなく、できるだけ椅子を使うようにし洋式の生活を心がけるとよいでしょう。洋式トイレやベッドを使うようにすることで日常生活での股関節への負担を軽減することができます。

歩くときに注意すること

変形性股関節症の人にとって股関節に負担がかかりやすいのが歩行動作です。歩くときには股関節に負担をかけないようにし、早足で歩くことも負担が大きくなってしまうのでできるだけゆっくり疲れないペースで歩くようにしましょう。
また、長時間歩くのは負担が多いので、15分に一回は休憩するようにし痛みが出ている時は無理して歩かずに車で移動するようにするとよいです。また、重い荷物を手に持ったりせずにできるだけ荷物を少なくするか、リュックで背負ったりする方が負担を少なくすることができます。

運動療法って?

変形性股関節症は、股関節を構成する骨盤の臼蓋や大腿骨の軟骨が少しずつすり減ってしまうような症状です。股関節に負担をかけないように生活改善を行うとともに、運動をすることにより症状の進行を遅らせます。
運動療法は、基本的に股関節をリラックスさせて正しく関節を動かすことを目的としており、この運動により股関節の可動域を広げる効果があり、関節内にある関節液が軟骨に十分に行き渡り骨に栄養を供給することができるので軟骨が健康に保たれるようになります。
運動を継続して続けることで股関節が正しく動くようになり、股関節にとって大切な筋肉もついてきます。椅子を使用して足を開閉する、貧乏ゆすり、骨盤を動かすなどの運動を力を入れずにしっかりリラックスさせて行います。

このような運動療法は、高血圧や心臓病、股関節意外にも持病がある方は、専門医に相談して行うようにしましょう。
軽い痛みの場合は問題ありませんが、強い痛みが出る時は中止し、運動を控えて様子を見てください。
また、運動の頻度としては、疲れが残らない程度に行うようにするとよいでしょう。